2004年12月02日

雑踏

いつもの雑踏を、
少し上を見るように、遠くを見るように、顔を上げて歩きました。

今日、ふっと思い出したの。
貴方が背が高かったこと。

そして、ふと思ったの。
この雑踏で、もしも貴方を偶然見かけるなら、私の目線はこの位の高さだろう、とか。

見渡してみると大勢の人が行き交う駅の雑踏で、頭ひとつ飛び出す感じで、
背の高い人たちというのが、私の目に飛び込んでくる。

「ぉ。これなら・・きっと貴方が見つかるわん♪」 ・・なぁんて。(笑)

私は自分のあまりに「ナイスな発想」に、歩きながら一人悦に入り、
思わず忍び笑いが込み上げてしまう。
 
 きっとそんな光景は、すれ違う人にはかなり不気味だろう。(笑)

貴方の背の高さ。
決して忘れているわけでもないのに、何故かふっと思い出したりもする。

そうすると連鎖的に、貴方の笑顔とか、掌の温かさとか、私を喜ばせてくれた言葉とか、
次から次へと浮かんでくる。
 
 ん。・・そういうときに思い出すのは、不思議と「優しい」貴方だけ。

もちろん当たり前に、あの雑踏で、
決して偶然に貴方に逢えるとも思っていない冷静な私も居るんだけど。

 雑踏の中で。
 もちろんそこに貴方は居ないのだけど。

 雑踏の中で。
 そこに貴方が居ないからこそ?
 たくさんの人の中に、私は貴方を、確かに感じる。
posted by sizuku at 03:39| Comment(0) | TrackBack(1) | 銀色の雫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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