2005年04月03日

「幸福感」 2

「・・イくッ。」という絶頂感ではなくて、
「幸福感」ということで、もうひとつ。

あれは・・

あるとき、目の前の彼が突然に立ち上がった。

そして足元に座っていた私の顎を掴んで、やおら上向きにさせると、
いきなりその口にペニスを突っ込んで「始めた」のだった。

「え。」
・・私が思うと同時に、口の中には彼のオシッコが勢いよくほとばしり出ていた。

オシッコそのものの味はもうすでに知っていた私だった。
けれど、直に口の中に注がれるのは初めてのことで、
一瞬、私は戸惑った表情をしてしまったのかもしれない。

そのとき彼が私を見下ろしながら、静かに、けれどしっかりと強い口調で言った。
「零すなよ。」

ぁぁ。はい。はい。
・・もちろん声など出せなくて、私はそれを咥えたまま小さく頷くだけだった。

顔を背けたり、それを吐き出したりすることなど微塵も考えなかった。
もちろん、彼に言われずとも零すつもりなどこれっぽちもなかった。

「飲む」というよりも、喉を開けて、その穴に流し込んで貰うといった感じ。
 そうでなければ、注がれる勢いには追いつかない。

「味」というよりも、喉の奥のほうでする、あの特有のアンモニア臭。
 それは私には、決して「美味しい」などと表現出来るものではない。

正直苦しくて、
何度も咽返りそうになりながら飲み下す時間が、どんなに長く感じられたことだろう。

オシッコが好きなわけじゃない。
オシッコを飲ませて貰えたことが嬉しかったわけでもない。

なのに私はそれを受け止め続けながら、息が出来ない苦しさと同時に
震えるほどの「幸福感」に包まれていて、自然とポロポロ涙を零していた。

あのとき私を包んだ「幸福感」の正体は、オシッコそのものではくて、
彼の「零すなよ。」の一言だったと思う。

たったそれだけの言葉が、私には
「おまえに出してやる。だから零すなよ。」そう聞こえた気がしたのだった。
posted by sizuku at 11:51| Comment(8) | TrackBack(1) | 銀色の雫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。