2005年09月12日

ただ私として

休まず、手を抜かず、責め続けて。
苦痛を、羞恥を、どうか私に与え続けて。

それは、貴方の欲望を満たしてください、とか、
貴方の欲望を受け止めてあげる、なんてことじゃない。

私が欲しいの。それは、私が欲しいものなの。


ときどき自分がふわりふわりと、
まるで根無し草のように思えることがある。

確かなもの。何か確実なものが欲しくなる。

私はそれを、苦痛や羞恥の中に見るのだろう。

愚かな感じ方かもしれない。
だけど私は、そこに「確かに生きている」自分を実感する。


恐ろしく前向きで、少しでも前へ、少しでも高く、
自分の理想とする自分に近づきたいと願う自分や、

人間とは何か、人はどう生きるべきか、
私なりの答えを模索し続ける私が居る。


同時に、限りなく破滅に憧れ、
何もかも、すべてを無に帰したいと切望する私が居る。


これは何かの代償ではない。

健全でありたいと思えば思うほど、
真っ直ぐに生きようと思えば思うほど、

私は私自身を破滅させたくなるのだ。


 ぁぁ、空っぽになりたい。


もっともっと考えろと言って。
血の滲むような思いで、考え続けろと言って。

考えること、そこに意味があるのだ、と。


何も考えるなと言って。
おまえはただの穴なのだから、

そもそも思考を持たない、ただの穴なのだから。
 と、言って。


貴方の圧倒的な力の前に、私を、ただ私として存在させて。
posted by sizuku at 14:22| Comment(12) | TrackBack(0) | 銀色の雫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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