神様が大地と水と太陽をくれた――――――――――――――――――――――――――――――
大地と水と太陽がりんごの木をくれた
りんごの木が真っ赤なりんごの実をくれた
そのりんごをあなたが私にくれた
やわらかいふたつのてのひらに包んで
まるで世界の初まりのような
朝の光といっしょに
何ひとつ言葉はなくとも
あなたは私に今日をくれた
失われることのない時をくれた
りんごを実らせた人々のほほえみと歌をくれた
もしかすると悲しみも
私たちの上にひろがる青空にひそむ
あのあてどもないものに逆らって
そうしてあなたは自分でも気づかずに
あなたの魂のいちばんおいしいところを
私にくれた
貴方の魂のいちばんおいしいところは、ちょっと苦い。
ピリっと痛む程に、ちょっと辛い。
つんと涙が零れそうに、ちょっと酸っぱい。
そして ・・ほんのちょっとだけ甘い。
欲しがりの私が、いつも欲しい欲しいと駄々をこねても
なかなか貴方はくれないけれど
ときどき貴方はふと思い出したかのように、それを差し出す。
ぁぁ。ぺろり。 ・・触れた私の舌先は、たちまちに痺れてしまう。
そうすると、
いつだって、さも満足げに貴方はそれをすぐに引っ込め、
私の中には、貴方の魂のとろりとした感触だけが残るのだ。
貴方の魂のいちばんおいしいところは、
まるで、私が好きな貴方のあれとおんなじ。とっても不思議な味がする。





この詩を読んで‥
心の底の底まで掬い上げられて‥
やっぱり、足跡だけ‥ ぺったん。。。
m(_ _)m
・・ん。この詩、いいですよね。
私も大好きな詩のひとつです。^^
こういうのを読むと、ほんとに詩人ってスゴイなーと思う。
どうしてこんな表現が出来るんだろう。
決して難しい単語を使ってるわけでもないのにね。
まさにそれが「感性」ってものなんだろうなぁ。
比べると、下に並べてしまった私の駄文は、あまりにオソマツ過ぎるのですが、
んでも、単なる「ご紹介」だけでは、かえって詩人に失礼な気がして・・。^^;
批評がずいぶんといい香りがして
とてもありがたいです。
良い食材を良いシェフが料理するように、
詩はきっと良い受け手を必要とするのだと思います。
長らく放置しっぱなしのこのブログにわざわざコメントいただきまして、ありがとうございました。
水鏡サマにコメントいただいて、ひさしぶりにかつて自分が書いたものを読み返し、懐かしいやら、恥ずかしいやら。(笑)
>詩はきっと良い受け手を必要とするのだと思います。
仰る通りと思います。
私は、きっとずっと半人前のシェフのままのような気がしますが・・。(..*)