2004年06月07日

とてもデリケートな話題です。

あまり急いてコメントをあげるべきではないのかもしれない。
ただ。今の率直な感想を、自分自身の為に記録しておきます。

「<小6同級生殺害>女児がHPに詩 親失った子の感情表現」
・・「彼女の詩」が、全文掲載されていました。

私は常々「想像力」という言葉を使います。「Imagine」ですね。

相手の気持ちを推し測る、相手の立場になる、相手を思いやる・・
今隣に居る人の、隣の家の人の、2軒先の家の人の、隣町の、隣の都市の、隣の国の・・
「その人たちの気持ち」になって考えていけば、戦争さえなくせるかもしれないと。
誰にもそんな「想像力」が必要なのではないかと思っているわけです。

さて。では、事件を起こしてしまった少女には、想像力が欠如していたのか。

この詩を読む限り、特に最後の彼女自身のコメント、
「あと、私に親はいますので(汗) 架空の中の詩なんで(汗)」を見ると、
彼女にも「想像力」はあったのだろうなぁ・・と。

ただ。じゃぁ。

もしも彼女がどこかで間違いを犯してしまったのだとしたらそれは、
彼女がした想像の中の「ずるい」「恨めしい」「羨ましい」、
そんな言葉で表現された部分を、
彼女がそう「決め付け」てしまったのかもしれない、というところなのかも。

親を亡くした人たちが「悲しいんじゃないか」「寂しいんじゃないか」と
思い馳せてあげているのは、彼女の、とても気持ちの優しい部分だったのだと感じます。

でも「ずるい」「恨めしい」「羨ましい」・・
実際、親を亡くした人の誰もが、そんな感情を持っているかどうか。
もちろん持っている人も居るかもしれません。けど、持ってない人も大勢居るはず。
その部分。
そこを、もしかしたら彼女は間違えてしまったのではないかと、私は感じたのです。

「想像」は大事。だけどそれはあくまでも「想像」。

「私はこう想像する」けれども、
必ずしもそれが「正解ではない」ことも、私たちは忘れてはいけない。
「自分はこう考える」けれども、必ずしもそれは「相手も同じ」ではないかもしれない。

そんな「想像の質、深さ」もまた、とても大事なことの気がしました。

・・と。こんな私の「想像」も、もちろん彼女の真実ではないかもしれませんよね。

「ねぇこうでしょ?」「こう思ってるはず」
そんな決め付けや、押し付けも危険なのですね。(ぁぁ・・これ、自戒です。)

 ――――――――――
(余談ですが。)
小学校6年生と言えば、とりわけ感受性の豊かな時期でもあります。
そんなとき、誰がその子たちに真正面から向き合ってあげられるのか。
それも、私たち大人に課せられた課題だと思います。
posted by sizuku at 16:44| Comment(2) | TrackBack(1) | 男と女 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
sizukaさん。私のブログへのコメントありがとうございました。

これも一つの見方になると思うのですが・・
彼女は殺さなければならない結論を想像の中で
出したのでしょうけど、殺したらどうなる・・
・・は、想像の範囲外のことだったのではないでしょうか?

想像とリアル(現実)の違いは説明できますけど、
想像とリアルがごっちゃになった時には、それを
どう説明したらいいのでしょうね?
Posted by ぶ〜さん at 2004年06月08日 21:20
ぶ〜さんサマ、わざわざコメントありがとうございました。

>(彼女は)殺したらどうなる・・
>・・は、想像の範囲外のことだったのではないでしょうか?

なるほど。仰られる通りかもしれないと思いました。
それは彼女の年齢ゆえ?
ん・・自分のその頃を振り返ってみると・・
それ以前に「誰かを殺めること」自体が、私には想像出来なかったように思うんですよね。
その差はいったい何なんだろう。
いわゆる「時代」ということなのかな?
だとしたら・・どうしてこんな時代になってしまったんだろう。

>想像とリアルがごっちゃになった時には、それを
>どう説明したらいいのでしょうね?

難しいですね。
ネットの有用性は有用性として、感受性豊かな年頃であればこそ、
もっとネットの外に目を向けさせることを考えなければけないのでしょうか?
でもそれはオトナだって同じことですよね。・・難しい・・。
Posted by sizuku at 2004年06月09日 01:13
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Excerpt: またまた気になるブログが‥ びっ兎さんの 【複雑な思いに捕らわれた一日 】 と sizukuさんの 【とてもデリケートな話題です。】 です。 この二つは、やはり“想像力”に関係すると思うので..
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Tracked: 2004-06-08 00:57
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