2004年07月04日

稽古場公演

「篤紀危機一髪!」

今月も「北区つかこうへい劇団」の稽古場公演を見てきました。
昨日が楽日だった今回の演目は「篤紀危機一髪! Vol.1」と銘打った、
「熱海殺人事件"平壌から来た女刑事"」でした。

稽古場公演というのは、文字通り稽古場で公演するのですが、
「稽古場」なので、特別「舞台」というものがないのです。
演じる側と観る側が、全くフラットな空間。
もちろん緞帳もなく、お芝居の始まりを告げるのさえ暗転と効果音だけ。

そこは広めの会議室という感じの、ごく普通の部屋。
観客は4〜5列に並べられたパイプ椅子に腰掛け、
すぐ目の前(最前列なら、僅か1メートル?という距離)で繰り広げられる、
まさに「ナマの」お芝居を見ることが出来ます。

役者さんの汗がみるみる噴出してくるのがわかります。
力むとすぐに、目が血走り顔が紅潮するのがわかります。
唾を飛ばし、涎を垂らし、汗を滴らせて、
殴られ、蹴られ、踏まれ・・(舞台の上ではなく)観客の足元で転げまわる。
そんな唾や汗や涙は、客席にさえ飛んできて観客にもかかります。

そこには「つか芝居」ならではの激しさを、思う存分堪能できる醍醐味があるのです。

距離が近いということは、下手な小細工が出来ない。誤魔化しがきかない。
役者さんたちにとっては、単に演じることへのプレッシャーを越えた、
ある種の恐怖感さえあるのではないかとも感じます。

残念ながら今のところ、この「稽古場公演」というのは、
(稽古場が東京にあるので)東京だけのスタイルのようですが、
「つか芝居」に興味があって、機会があれば、ぜひご覧になって頂きたいなぁと思います。
 ちなみに次回(明日から)は、「篤紀危機一髪! Vol.2」の予定。

 ――――――――――

「人間には男と女とサルがいる。そのサルが役者だ。」

・・実はこれ、つかこうへいの言葉なのですが、
演出家としての彼の指導はかなり厳しいらしい。
「無理ならやめろ。嫌ならやめろ。とっとと帰れ。」

ん・・もしもう少し若くて、きれいだったら・・。
私もぜひ彼に、その厳しい指導をして欲しかったな。
なんて、お芝居を見ながらいつも夢のようなことを考えてしまう私です。(笑)

 優しくされたいクセに、優しいだけの男じゃ満足出来ない私は、
 やっぱり欲張りなんでしょうね。
posted by sizuku at 18:18| Comment(0) | TrackBack(0) | つかworld | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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