2005年02月01日

鼓動

人の死というものについて、昨夜貴方が贈ってくれた手紙が
今年の私への誕生日プレゼントだと思ってもいい?

わずか100年後の世界に
自分はどこにも存在しないという不思議さを思う手紙に、
私は今このときの貴方の、私の、生の奇跡を感謝してもいい?

貴方の僅かな100年と、私の僅かな100年が、
こっそりひっそり重なっているこのときに。

ただそっとその胸に耳をあて貴方の鼓動を聴きたかった。

 トクントクンと生のリズムを。


・・そうしていつの日か風が吹き、何もかも静かにそっと去っていくのね。
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2005年01月29日

真白き骨

週明けに、大好きだった祖母が急に逝き、木曜日に最期のお別れをしてきました。

最期を看取った叔母が、棺に「百人一首」の本を納め・・

晩年、老人性痴呆症がかなり進行してしまった祖母は、日常会話さえままならず、
傍に夫が居ようが、実の息子や娘が居ようが、ましてや私たち孫が居ようが、
「それが誰なのか」の認識さえなかった様子でしたが、

不思議なことに、おそらく若い日に覚えたのであろう百人一首の一句一句だけは
忘れることなく、その最期の日も自宅で、叔母が読む「上の句」に「下の句」をつけ、
楽しんでいたのだそうです。

 契りきな かたみに袖をしぼりつつ
 末(すゑ)の松山 波越さじとは


 涙に袖を濡らしながら、互いに固い約束を交わしたはずでした。
 末の松山を決して波が超えないように、私たちも決して心変わりしないことを。

清少納言の父、清原元輔の詠んだこの悲しい恋歌がいちばん好きだった祖母に、
・・そこにどんな思いがあったのか・・
私はとうとうそのわけも、聞けず仕舞いになってしまいました。


おそらく本人にさえあまりに突然の死で、
叔母も生前に頼まれていたわけではなかったそうですが、
そんな祖母の旅立ちに叔母が持たせた「百人一首」の本が、
祖母の「生涯の一冊」になったのかもしれない・・。


実の子どもたちには相当に「厳しい母」だったらしいのですが、
私たち孫には、いつもただただ「優しい」祖母でした。

けれど今、その「優しさ」は決して「甘さ」ではなかったように感じています。

祖母は最期の最期にその生涯を以って、私に
「優しさ」と「甘さ」の違いを教えてくれたように思えてならないのです。

いよいよ最期というとき、私は祖母にさようならを言いませんでした。。
ひとこと「おばあちゃん。ありがとう、ね。」と、最期の頬に触れさせて貰いました。

かけがえのない人でした。


その生涯に流れた時間に対して、およそ1時間で灰でなってしまう呆気なさ。

けれど。
焼きあがった骨は、老人の骨とは思えないくらいしっかりとしていて真白く、
私には、祖母が逝ってなお、凛としているように思えました。

 ――――――――――――――――――――

黙々と歩き続けてぐったりとして・・ふと見上げると、

苦しいときも、辛いときも、悲しいときも、
月はかわらず私の上に、その冴えた光を湛え・・

 月が故に、私の流れゆく日常の細々に、
 わかりやすい慰めや、労いの言葉を投げかけてくれるわけではないけれど、

月はその光をもって「そこに在る」安心感を、確かに与え続けてくれていました。

・・この道。 私には、いつだって、私の見上げる月が在ります。
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2005年01月17日

「お互い、また一週間頑張ろう。」

 ・・うん。 (*..)
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2005年01月14日

恥じらい

たぶん。大事なことは、人としての恥じらい。

間違っていることは間違っていると思える感覚。
いけないことはいけないことだと思える感覚。

それでも止められない感情や、どうしようもない思いがあって、
だからこそ、
そんな感情やそんな思いにも、私は私の恥じらいを持ちたい。

貴方の前ではどんなに恥ずかしい私でも、

社会(ひと)の中にあって、
何もかもをも、
ただ自分の都合のいいように理由づけて正当化していくことに、私は
一抹の恥じらいさえも感じられないような人間にはなりたくないの。

・・だから。 ねぇ貴方は、もっと私に恥ずかしさを教えて。
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2005年01月13日

いつか貴方に

話してみようと思う
私がとても大切に思っている、ある友人の話を

私が彼を、そんなにまでも大切に思う理由を

最後の最後まで、貴方と彼との間で揺れた理由を

けれど貴方でなければ駄目だった、ほんとうの理由を

それでも今でも
私がとても大切に思っている、ある友人の話を

もちろん今の貴方に、私は何の秘密も、
隠し事も、言えないこともないけど、

それでも 「いつか」 そのときが来たら。

私は貴方に、話してみようと思う。

 ――――――――――

「そのときっていつなんだよ。」 ・・

「そのときは、そのときよ。」 ・・(笑)
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2005年01月10日

わからない

今日は、背の高い貴方が、
骨太だけど肉の少ない、がっしりとした貴方の身体が、

まるごとそのまま貴方の性器に見える。


その全身を舐め尽したい。
丹念に隅から隅まで味わい尽くしたい。

何が好きって、私、他の何でもない、
きっと貴方の性器が好きなんだ・・。

愛しいもの、愛しいもの、
この世で何よりも愛しいもの。


ぁぁそして
あの絶妙な、貴方のタイミングで、

どうかその頭から、
貴方全部で、私の中に入ってきて。

・・お願い。お願い。入ってきて。

 あぁ、ここに。

貴方まるごと。ずぶりと。

お願い。私の中に入ってきて。

 ――――――――――

「貴方なんか、ただのペニス。」 そう思う私が居る。

そうよ、貴方の正体なんてただのペニスなのに・・

どうして私は、こんなに恋しいんだろう。
どうして貴方が、私はこんなに愛しいんだろう。
posted by sizuku at 16:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 銀色の雫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月01日

あけましておめでとうございます。

去年の暮れ、片付けをしていて、初めて思ったことがありました。

私は「欲しがり」で、
しかも一度手に入れたものは、なかなか手放せないのです。

気がついてみると、そうして溜め込んでしまったものの多さ。

でも、ただ大事に仕舞っておいても意味のないもの、
きっと「捨てるべきもの」・・も、あるんだろうな。と。

そろそろ、何でもかんでも欲張ってただ抱え込んでいくだけではなくて、
自分にとって本当に必要なもの、不必要なものを見極めていくことも、
大切な歳になったのかなぁ、と。

もちろん、いきなり何もかも捨ててしまうことなど出来ないのですが。
そういう意識を持つことで、余計なものを少しずつ削ぎ落としていけたら・・。

きっと自分にとって本当に必要で、大切なものって、そう多くはないはず。

ただ単に、手に入れたものの数を数えるのではなくて、
手に入れたものの一つ一つを心から愛しみ、大切に守り抜いていきたい。

 ・・と、今年も私は、私の道を、
 自分のこの足でしっかり歩いていきたいと思っています。

冴えた蒼銀の月明かりを、道標にして。


皆様にも、どうぞよいお年でありますように。
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2004年12月25日

「トスカのクリスマス」

星の数ほどのクリスマス絵本があるけど、
そしてそのどれもが、それぞれにあたたかで素敵だけど、

私が好きなのは「トスカのクリスマス」という、
定番というほどメジャーではないかもしれない、ねこが主人公の小さな物語。

「トスカのクリスマス」


誰もが楽しそうなクリスマス。
邪険にされるトスカは、そんなクリスマスの日が嫌い。

 暖炉のわきの、いつもトスカがすわるいすのあるところには、大きなモミの木がたっていました。木には、きらきらひかるボールや、豆電球や、リボンが、にぎやかにかざられていました。
「トスカちゃん、クリスマスツリーをみてごらん。クリスマスって楽しいでしょう?」
 楽しくなんかないわよ。トスカは木の下にもぐりこんで、すねています。トスカはクリスマスなんかちっともすきではありません。みんないそがしそうです。自分たちばっかり楽しんでいるみたいです。あたしのことなんか、すこしもかまってくれないわ。それに、だれもあたしにプレゼントなんかくれないもーん。
 トスカは、クリスマスプレゼントというものをもらってみたいなと、ずっと思っていました。

 ――――――――――

 トスカは庭へとびだしました。まっくらです。雪がふっていました。おお、寒い! 空をみあげると、大きな月がでています。鼻を窓ガラスにおしあてて、おうちの中をのぞいてみました。中はあたたかそうです。中にいれてよ! トスカはガラス戸をひっかいてみましたが、だれひとり気づいてくれません。みんないそがしそうです。みんな楽しそうです。
 雪だるまは、あたたかい友だちというわけにはいかないわ。

 ――――――――――

 サンタさんはやさしそうな人でした。トスカは安心して近づき、サンタさんのブーツにからだをすりよせました。
「やあ、ネコちゃん。こんばんは。」と、サンタさんがいいました。
「こんなところで、さむかないかい? おうちの中にはいったほうがよかないの?」
 そうよ、そうよ、そうなのよ。トスカはのどをならしました。
 サンタさん、ありがとう! トスカはサンタさんの大きなふくろにもぐりこんで、サンタさんといっしょに、おうちのえんとつをおりました。でも、トスカははずかしがりやさんでしたから、「あたしにも、なにか、プレゼントをもってきてくれた?」なんて、とてもとても口にだしてたずねることはできません。

 ・・果たしてトスカはプレゼントを貰えるのでしょうか。
 トスカの願いは叶うのかしら。 ・・そんな物語です。


緻密なタッチの絵がとてもきれいな翻訳絵本なのだけど、調べてみたら、
残念ながら今は入手困難なのかもしれないです。 m(..;m
 ■ 紀伊国屋書店
 ■ amazon.co.jp
 ■ 復刊ドットコム
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2004年12月24日

MERRY CHRISTMAS ...

ブルーポインセチア
♪ A very Merry Xmas
♪ And a happy New Year
♪ Let's hope it's a good one
♪ Without any fear

何の迷いもなく、またいい年であることを祈ろう・・。

<「HAPPY XMAS (War Is Over) by Yoko Ono and John Lennon」より>

ポインセチアライン

街角がイルミネーションに彩られ、
明るい店々には、プレゼントを選ぶ人たちの微笑み。

今年もあっという間に、そんな季節になりました。

大好きな人がいますか?
大事な人がいますか?
大切な人がいますか?

その人は元気ですか?
その人は笑っていますか?

それぞれの人が、それぞれの思いで迎える今日。

どうか、みなさまによい日でありますように。

大好きな人がいますか?
大事な人がいますか?
大切な人がいますか?

その人のために、あなたは元気ですか?
その人のために、あなたは笑っていますか?

ポインセチアライン
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2004年12月21日

「SENTIMENTALovers」

「疲れてるんだよ、おまえ。」
「体調はいかが? 無理しないように。」

昨夜そして今朝・・
彼にかけてもらった言葉で、私は初めて、仕事を休むことを思いついた。

 ――――――――――

ひさしぶりにCD屋さんに行って、平井堅のDVDとCDを買いました。

SENTIMENTALovers  KenHiraiFilmsVol.7  MTV_UNPLUGGED_KenHirai

平井堅・・
ルックスは特別好みではないんだけど、彼の歌う歌と、歌声が好き。

 ♪さびしいときは あとすこしつきあって
 ♪うまく話をきいてくれないか
 ♪君の声だけが こころを軽くする
 ♪ただあいづちを打ってくれるだけで

 ♪君がいないと 僕は本当に困る
 ♪つまりそういうことだ きみはぼくのともだち

               (「キミはともだち」より)

これから暫くの間、エンドレスで平井堅ワールドに嵌る予定。

 ――――――――――

何かにぶつかったとき、何故だか私は「死んでやる」と思ったことがない。
 ・・一度だけ「いっぺん死んでみ? 自分。」と思ったことはあるけど。
むしろ何かあっても「よっしゃ、生きてやろう」と思う。

そんな私を、昨夜も彼は
「おまえは、しぶといよな。殺しても死ななそうだ。」と言って笑ってくれた。

私は死ぬのが怖いんだと思う。
この世に未練がたくさんあって、まだまだ死ぬわけにはいかない。

まだまだ考えたいこと、知りたいこと、わかりたいことがたくさんある。
 その日までに、すべての謎が解けるのかどうかもわからないけど。

決して口数の多い人じゃない。
無駄なことは喋らない。
私のように、のべつ話し続けたりしない。
ときどき何処にいるのかさえ、わからなくなる。

だけど貴方は、いつもちゃんと私を見ててくれる。
沈黙の中に、あのときの「大丈夫、大丈夫だから」の声が蘇る。

貴方が居ないと、私はつい休むことも忘れてしまう。

貴方が居ないと、私は本当に困る。

▼今日の3枚
SENTIMENTALovers (CD)
Ken Hirai Films Vol.7 (DVD)
MTV UNPLUGGED KEN HIRAI (DVD)
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2004年12月20日

今は。

一年と少し前、ちょっと私が追い詰められた感情になったことがあって、
そのとき私は彼に「こんなことで・・終りたくない。」と言った。
そのときの答が、
「今は、まだ終わりのことなんか考えなくていいんじゃないか。」だった。

昨夜の私は、とても疲れていて彼の前で泣いたのだけど、
泣きながら「ここでしか泣けないなんて、間違ってるのかな。」と言ったら、
「ここでしか泣けないなら、それでいいんじゃないか。今は。」と言ってくれた。

いつも殆どの言葉を断定口調で終らせる彼が、
ときどき語尾のニュアンスを曖昧にすることがある。
そこには彼自身の迷いもあるのかもしれない。
それでも彼はいつも私の気持ちを汲んで、最大限、誠実に受け止めてくれる。

私は彼から「ずっと」とか「永遠」という言葉を聞いたことがない。

私はときどき「ずっと傍に置いてね」とか「永遠に続くといいな」と言ってみるけど、
それは決まってスルーされる。
「出来ない約束はしない」が彼の信条なら、彼は最大限、自分にも誠実なのだろう。

確かに、明日の気持ちなんて誰にもわからない。
彼の気持ちも、私自身の気持ちでさえも。
見えない言葉の約束に縋るより、
今を大切にすることのほうがずっと確かなことなんだろう。

 それでもヘタレな私は「ずっと」なんて甘い言葉に、溺れてみたくもなるけどね。
 それを甘やかさないのが、オツキサマってことなのかな。

彼の言う「今は」が、確実に今日のことであり、そしてその「今日」が、
私は、明日も明後日もずっとずっと、永遠に続けばいいと思っている。

   ――――――――――

「今っていつまでなの?」もし私がぶつけたら、彼は何と答えるだろう。
「今は今だよ。」・・そう言って、いつものように笑うのだろうか。

それを気にする私のほうが「今」の期限を意識し過ぎているのかもしれないね。

 ・・ぁぁ、でもこれだけは信じてね。
 私は今、貴方の傍にずっと置いて欲しいと思ってる。
posted by sizuku at 15:05| Comment(2) | TrackBack(0) | 銀色の雫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月18日

ここだけに

詩の一片に
ドラマの台詞に
小説の情景に
誰かの書いた記事に

あなたを見つける

わたしは胸が締め付けられるように苦しくなる


どこにでもあなたは居る


なのに今、あなたは今、ここだけに居ない
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2004年12月14日

ふたご座流星群

思い切り部屋を温かくして、窓を開け放ち、
ゆっくりと薄雲が流れていく初冬の夜空を眺めていました。

目印は、私の部屋の窓からちょうど真ん中に見えるオリオン座。
静かな夜。じっと目を凝らして見上げる空。

「あ・・。」 ・・都会の空にも星は流れた。

「今の、見えた?」
小さく呟いてみた私の声は、今まさに目にしたばかりの流星のように、
冷たい空気に吸い込まれるように消えていった。

今夜は、貴方も見ただろうか。・・ふたご座流星群。

 貴方の空のほうが、きっと澄んでるよね。
 そして空気はきりりと冷たいだろう。

夜空を眺めながら私は、特別未来に願うこともなく、
ただ今、この流星群を、貴方もそこで見ていてくれたらいいなと思っていました。
posted by sizuku at 01:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 銀色の雫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月11日

貴方の言葉

「おまえだけ、温かい布団でぬくぬく寝かしておいてなるものか。」
 ・・そんな貴方の、悪戯な笑顔が浮かんだ早朝のメール。

 今週の私は風邪っぴきで、明日はやっと朝寝坊出来る・・
  昨夜そんな話をしたのがいけなかったのかな。(笑)

「今朝もすでに通勤の途中。」
 ・・たったそれだけの、言ってみれば、ぶっきらぼうな貴方の言葉。

だけど貴方は私を知ってる・・ふとそんな気にさせる貴方の言葉。

そこに居る貴方が好きよ。 ・・どこに居るのか、知らないけれど。(笑)
posted by sizuku at 15:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 銀色の雫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月07日

好きだから言えなかった。

昨夜は貴方に言えなかった。

「大好きな貴方におやすみなさい。」 いつもの言葉。

 ・・だって貴方がイジワルするから。

 ・・だって私が貴方を大好きだから。


私はヒネクレモノじゃないよ。

 私は、貴方を好きなのに、言えなかったんじゃないもん。

 私は、貴方が好きだから、言えなかったんだもん。

  ほら。私はスナオでしょ?

――――――――――――――――――――――――――――――
慎重に慎重に積み上げた積み木を、いい具合に積み上がったところで一気に崩す。
 ・・そんな感じ。

そしてまた、慎重に積み上げていく。

 積みあがっていく積み木は、前よりもしっかり高くなる。


「高く積めば積むほど、崩す楽しみは大きいよね。」


貴方と居ると、ごくまともな私が出来上がっていき、
同時に、私のどうしようもなさもどんどん深まっていく気がするよ。

 はっきり言って、それは不愉快。

 けれどどこかで・・気持ちいいんだ・・。
posted by sizuku at 01:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 銀色の雫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月06日

権利だとか、義務だとか、
私が差し伸べるこの手に、そんな意味はない。

権利だとか、義務だとか、
貴方が差し出してくれるその手が、そんな意味なら、私は要らない。

 ただ貴方に触れたいから・・
 その一心で、私はこの手を精一杯に貴方へ伸ばし続ける。

「欲して欲して止まない気持ち」 ・・伸ばす手の、意味はそれだけ。


 ただ貴方が欲しいから。


 ・・私に触れて。

 ぁぁ、その手で・・私に触れて。
posted by sizuku at 01:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 銀色の雫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月05日

剃毛してます。

 ・・というか、私の場合は抜毛してるんですが。

何でそんなことしてるの? 誰かに言われて?
 ――― Non.

じゃぁ、もともとそんな趣味があったの?
 ――― もちろん、Non.


きっかけは、確かに「彼」だった。

夏の初め、深夜になって急に翌日の待ち合わせの約束が出来て、
「そうそう。で、来るときは剃って来いよ。」 ・・彼はそう、さらりと言った。

「え。」・・
もちろん絶句はしたけど、言われて私が、彼の言うことをきかないわけがない。

指示通り、生まれて初めて、私はそこをつるんつるんに剃り上げて、
これまた指示通り、上下とも下着をつけずスカート姿で出かけたのだった。

道すがら、私の身体は暑くなり始めた陽射しと緊張でもう汗だくになっていて、
逢うなり「お願いだからまずシャワーを浴びさせて欲しい」と本気でお願いしたのに、
彼には完全に無視されてしまった。

「いいから。 ・・ほら、点検してやる。」

自分で剃り上げたあそこも、すでに汗ばんでいた身体も、
私には耐え難いほど恥ずかしかった・・。

 剃毛に関して、彼の指示らしい指示は、そのとき1度きり。


おそらく・・これは聞いたこともないので、完全に私の憶測なのだけれど、
その後、私がまたそれまで通りに毛を生やしても、
彼は特別、何も言わなかったような気がする。

けれどそれからこっち、私は自らずっとその状態をキープするようになっていた。


不思議と私は、この記事にあるthorn_roseさんのように、
彼の周りの他の女性のことを考えたことはないなぁ。

彼も言わないし、私も聞かないし、
彼が抱く他の女性のあそこがどんなでも、私にはさっぱり関係がない。

ただ、好きな男に操立てするのに、こんな方法を思いついた。
それはただ私が、そういう変わった女だった、ってだけのこと。

 むしろ彼は・・こんな私に、面白おかしく呆れているのかもしれない・・。


これは誰に言われたからでもなく、「私の身支度」だと思っている。

 場所が場所だけに、
 服や髪やメイクのように誰もが一目で見てわかるものでもないけど。

誰にでもそう簡単に見せられるものじゃないからこそ、
私はいつもきちんと整えておきたい。
posted by sizuku at 00:42| Comment(12) | TrackBack(0) | 銀色の雫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月02日

雑踏

いつもの雑踏を、
少し上を見るように、遠くを見るように、顔を上げて歩きました。

今日、ふっと思い出したの。
貴方が背が高かったこと。

そして、ふと思ったの。
この雑踏で、もしも貴方を偶然見かけるなら、私の目線はこの位の高さだろう、とか。

見渡してみると大勢の人が行き交う駅の雑踏で、頭ひとつ飛び出す感じで、
背の高い人たちというのが、私の目に飛び込んでくる。

「ぉ。これなら・・きっと貴方が見つかるわん♪」 ・・なぁんて。(笑)

私は自分のあまりに「ナイスな発想」に、歩きながら一人悦に入り、
思わず忍び笑いが込み上げてしまう。
 
 きっとそんな光景は、すれ違う人にはかなり不気味だろう。(笑)

貴方の背の高さ。
決して忘れているわけでもないのに、何故かふっと思い出したりもする。

そうすると連鎖的に、貴方の笑顔とか、掌の温かさとか、私を喜ばせてくれた言葉とか、
次から次へと浮かんでくる。
 
 ん。・・そういうときに思い出すのは、不思議と「優しい」貴方だけ。

もちろん当たり前に、あの雑踏で、
決して偶然に貴方に逢えるとも思っていない冷静な私も居るんだけど。

 雑踏の中で。
 もちろんそこに貴方は居ないのだけど。

 雑踏の中で。
 そこに貴方が居ないからこそ?
 たくさんの人の中に、私は貴方を、確かに感じる。
posted by sizuku at 03:39| Comment(0) | TrackBack(1) | 銀色の雫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月27日

そうして私は

世界という空間の中に、私は貴方を感じたい。
そこにあるのは、真実だろうか。真理だろうか。

 世界の語る言葉は、真理? 正解?
 彼の人の語る言葉は、真理? 正解?
 ならば、貴方の語る言葉は、真理? 正解?

世界という空間の中に、私は貴方を感じたい。そう思えば、

世界と話すことは、彼の人の話に耳を傾けること。
世界と話すことは、きっと貴方と向き合うこと。
そこにあるものが、正解であろうとなかろうと。

私が世界を見つめれば、
この果てしない世界の中に、きっと貴方は一人で立ってる。

 ・・抱き締めたい・・。

この果てしない世界の中で「たった一人」の貴方を、
私、ぎゅぅっと抱き締めていたい。

そうして私は、
貴方の肩越しに、また
果てしない世界を感じるの。
posted by sizuku at 17:28| Comment(4) | TrackBack(0) | 銀色の雫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月25日

そしたら私は

貴方という窓を通して、私は世界が見たい。
そこにあるのは、真実だろうか。真理だろうか。

 貴方の語る言葉は、真理? 正解?
 彼の人の語る言葉は、真理? 正解?
 ならば、世界の語る言葉は、真理? 正解?

貴方という窓を通して、私は世界が見たい。そう思えば、

貴方と話すことは、彼の人の話に耳を傾けること。
貴方と話すことは、きっと世界と向き合うこと。
そこにあるものが、真理であろうとなかろうと。

貴方の向こうに、果てしない世界が広がっている。

 ねぇ、抱いて。強く抱いて。

そしたら私は、
世界の中の「たった一人」になれる気がするの。
posted by sizuku at 02:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 銀色の雫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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